- げんかん
- I
げんかん【厳寒】きびしい寒さ。 極寒。⇔ 厳暑「~の候」﹝季﹞冬。 《~や事と戦ふ身の力/池内たけし》IIげんかん【減感】写真の現像処理前に, フィルムの感度を特殊な薬品によって低下させること。⇔ 増感IIIげんかん【玄関】〔近世には「げんか」とも〕(1)一般に, 建物の正面の出入り口。(2)〔仏〕(ア)禅にはいる入り口。 禅学の入門。 (イ)禅寺の方丈に突出して設けられた, 出入りのためのところ。 門。 (ウ)禅修行の過程で重要ないし困難な部分。(3)近世の住宅で, 式台の前の駕籠(カゴ)をおろすための低い板敷きの部分。 また, 式台を含めた出入り口の全体。(4)〔玄関を構えることを許されていたことから〕江戸の町名主をいう。〔(2)が原義〕~を張・る玄関だけを立派にする。 外観を飾る。IVげんかん【現官】現在ついている官職。Vげんかん【阮咸】(1)西晋の思想家。 竹林の七賢の一人。 阮籍はその叔父。 諸官を歴任した。 琵琶(ビワ)の達人。 生没年未詳。(2)〔阮咸が愛用したところからという〕中国の撥弦(ハツゲン)楽器。 胴は円形・長円形・方形・八角形など, 長い棹(サオ)をもち, 一二柱から一五柱。 正倉院の蔵品は円形胴で直径40センチメートル, 棹長60センチメートル, 四弦一四柱。 明清代には短棹のものを月琴と称した。 秦琵琶。 秦漢子。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.